【最速レビュー】TREKが満を持して投入した電動ポンプ、その完成度、想像以上。

電動ポンプずっと気になっているけど…という方へ!今がまさに買いどきかも!各メーカーから続々と登場し、比較しやすくなった今こそベストチョイスができます。
今回、満を持してTREKから電動空気入れ「Air Rush electric Pump」 が発売されました👏手動でもCO2でもない、これからは電動ポンプが携帯用ポンプの主流!いや、フロアポンプの代わりにもなる時代がくる兆しさえあります。
ボタンを押して待っていれば空気が入り、いつでも何度でも空気圧設定が簡単、小型で持ち運びしやすく失敗することもないので、初心者から上級者まですべての方におすすめです!
今回登場したTREKのエアラッシュ電動ポンプは、非常にバランスのとれた製品です。サイズ感、性能、充電時間、アダプター類……どれを取っても死角なし。まさに「ちょうどいい」が詰まったモデルです。
TREK エアラッシュ電動ポンプとは?

ワンタッチで簡単・確実
ボタンひとつで空気が入り、空気圧も自動で計測・調整。初心者でも失敗なく使えるので、誰でも安心して使用できます。
携帯性とパワーを両立
ポケットサイズなのに、CO₂カートリッジ4本分の出力を備え、ロードバイクからMTBまで幅広く対応。ツール缶やサドルバッグに入れておけば、出先でも頼りになります。
空気圧の見える化
デジタルディスプレイで現在と設定空気圧がひと目でわかり、空気の入れすぎ・不足を防げます。空気圧管理の習慣づけにも役立ちます。

基本スペック
- 本体重量:108g
- サイズ:80 x 46 x 36 mm
- 最大空気圧:120PSI
- USB-C充電:約1時間
- 出力:CO₂カートリッジ約4本分
- 対応バルブ:仏式/米式/ボールニードル
- 付属品:収納袋、説明書、ストラップ、USB-C充電コード、ボールニードル、仏式バルブアダプター(黒)、米式バルブアダプター(灰)、延長ホース
TREKエアラッシュのここがイイ!
今回は、これまで数々の電動ポンプのレビューをしてきた私たちだからこその視点で、トレックのエアラッシュ電動ポンプの魅力を紹介します。
手を添えるだけでOKなバルブ接続
基本の使い方は、本体にバルブアダプターを付けて直刺し。直刺しの場合、ポンプによってはしっかり押さえつけていないといけないものもある中で、トレックのエアラッシュは押さえつけ不要なのがイイ!

仏式アダプターの場合、バルブに深く刺さる感触があって、手をちょっと添えてるだけで安定します。抑え続ける必要がなくて疲れません。これは感動的。その分パワーは控えめなのか少しゆっくりめな充填ですが、ラクさが圧倒的です。

米式バルブの場合には、延長ホースを取り付けての使用がおすすめ。なぜなら、ネジ込み式でしっかりバルブに接続固定ができるから。米式バルブの場合、空気が少ない状態だとバルブがリム側に沈み込んでしまって押さえつけておくのが大変です。ホースを使えば、ほんのり手を添えておけばOK。
見やすい&直感的な操作が可能
空気圧の設定や確認がしやすいクリアなディスプレイ。しかもカラー表示。+、▶ll、-という3ボタン操作で、どこを押せばいいのか迷いません。空気圧の単位も、psi、bar、kpaの3種類が選択可能。

手にフィットするラウンドデザイン
なんといってもこの形!とてもいいです。角が落とされた滑らかな形状と適度な厚みが、手にしっかり馴染みます。握ったときの指のかかりがよくて、手にすっぽり収まります。滑りにくい表面加工も◎。ストラップを付ければさらに安心です。

こだわりの収納袋
付属の収納袋にはインナーポケットがあり、アダプターなどの小物を分けて収納できます。どこに行ってしまうか携帯時の安心感が違います。細部にまでこだわりを見せます。TREKのロゴが入ってかっこいい。

空気圧計としても優秀!
バルブに接続した瞬間に現在の空気圧が分かる!

これ、普通のようでいて、電動ポンプ界のなかではじつはレア。電動スイッチを押して空気を入れはじめると同時に、現在の空気圧が分かるものがほとんどです。
これは地味にありがたくい。MTBやグラベルライド時の路面コンディションに合わせて空気圧調整したいとときに便利。まず現在の空気圧を測ってから、どれくらい下げるか設定空気圧を変えるとしても使える
マルチバルブ対応で安心
仏式・米式・ボールニードルに対応しているため、ロード、クロス、MTB、グラベルまで幅広く対応可能です。
オートオフが早い
使用後数十秒で自動的に電源が切れます。節電設計と考えられますが、撮影中もちょっとまごついている間に電源オフになっていたりするほど、オフ切り替えが早いです。多くの方にとってはメリットですが、私はオフの早さにびっくりしました。

使うときの注意点
使用後は熱くなりますので注意
空気を入れたあと熱くなりますのでやけどに注意を。本体は素手で持てる程度ですが、アダプター部およびバルブ接続部はかなりの高温になるため、使用直後に素手で触る際には注意しましょう。
0からの補充の場合、28Cタイヤを80PSIまで1本入れ終わったらだいぶ熱くなりました。
1回の連続使用は1分30秒~2分以内がおすすめ。それ以上だと、バルブおよびアダプター接続部がすぐには外せないほど、熱くなりますので注意が必要です。太いタイヤを1から入れる場合には連続使用は避けて、冷却時間を挟むことをおすすめします。
TPU製バルブには延長ホースを使用
樹脂系のバルブは熱に弱いため、直接接続すると損傷する恐れがあります。延長ホースを必ず使用しましょう。付属品として同梱されています。なお、この延長ホースの先端は米式バルブ仕様です。仏式に使う場合には仏式アダプターを先端に取り付けてください。

実力検証:どれくらい空気が入る?
エアラッシュの充填能力
TREKの公式資料によれば、フル充電時に「100PSIまでのタイヤで2本分」「80PSIまでなら3本分」までの充填が可能とされています。これはCO₂カートリッジ約4本分に相当し、ライド中のトラブルにも十分対応できる性能です。
実施に何本か入れてみましたが、ロードタイヤでおおよそ3~4本、クロスバイクで2~3品というイメージです。電池の持ちはなかなか優秀です。
実測:どのくらい時間がかかる?
以下はスタッフが実際に試した際の参考時間です。すべてがフル充電からというではなく、何本か連続で入れての実測なのでご参考程度に。
- ⏱️ロードバイク(700×25C):0→80PSI 約1分07秒
- ⏱️ロードバイク(700×28C):0→80PSI 約1分45秒
- ⏱️クロスバイク(700×35C):0→80PSI 約2分22秒
フロアポンプに比べれば確かに時間はかかりますが、携帯ポンプに比べたら速く、高圧まで確実に入れることができます。「手で押す疲れ」がゼロになる点で圧倒的に快適です。
音について
作動音は電動ポンプとしては比較的静か。やや低めの重低音タイプで、「ブイーン」というやわらかめな音質です。室内使用では時間帯や環境に配慮が必要ですが、屋外では気になりません。
各店スタッフのインプレコメント
大宮店・四方より:
大宮店きっての新しい物好きの四方です。trekから新発売されたた電動ポンプ早速使ってみました!
手のひらに収まる大きさに周りがグリップ加工されているので入れる際も滑ることなくしっかりと抑えられるのでとても入れ易いです!空気圧も設定できるので電源を入れてスイッチを入れれば後は待つだけでok!
頑張って入れることも無ければ失敗していれられ無いという事も無いので、もうこれだけあればバッチリです。初めての方から乗りなれている方までおススメできるアイテムです。
港北店・輿石より:
小型の本体は手の小さい女性も使いやすいサイズ感です!自宅での空気入れとしてはもちろん、軽くて持ち運びやすいので、出先でパンク修理をする際にも持っていたい一品(逸品)
操作方法はとても簡単で、機械ものは苦手な方も安心してご使用いただけますよ。デモ機もご用意してますので、「電動ポンプ気になる~」「電動ポンプ欲しい〜」という方はぜひ店頭で実際に手に取って試してみてください。おすすめです!!
三郷店・大塚より:
携帯ポンプ史上「最も分かりやすい・使いやすい」のが、遂にTREKから登場しました!
今まで頑張って(苦労して)入れていた空気が、ボタンを押して待つだけの作業になります。
手が小さい方やお子様も含め、全サイクリストが検討する価値アリの逸品です。本体は手のひらにすっぽり収まるサイズ。大きなフロアポンプの置き場に困っている方にもオススメです。
三郷店もデモ機をご用意しております。実機の確認やお試しも大歓迎!スタッフにご相談ください!
戸田店・宮崎より:
Sサイズのサドルバックに入るくらいコンパクトなのはライドでも邪魔にならないのでいいですね。真夏の炎天下でパンクした時に汗だくでポンピングしなくていいのも体に優しい(笑)空気圧が数字で見れるのでトレイルライドとかヒルクライムなどで路面状況によってちょっと空気圧調整したいという時にも便利では?
今後のサイクリングシーンでは欠かせないアイテムになると思います!
所沢店(オンライン)宮崎より:マンション住まいの私にとって、フロアポンプを家から持ち出して、駐輪場に置いてあるクロスバイクに空気を入れて、フロアポンプを家に戻して、出発する…という一連の動作がどうにもストレスで…。
電動ポンプならコンパクトなので、バッグやポケットに入れてそのまま外出できるのがとても便利です!それと、エアラッシュの形がとても握りやすく、これまでの電動ポンプのなかで一番手になじみます。
Air Rushを中心に3モデルを比較!
今回は、TREKの新製品「Air Rush」と、過去にレビューした 日邦電機Elxeed BL01、 TOPEAK E-BOOSTER DIGITAL の2モデルを比較してみました!

項目 | TREK Air Rush | TOPEAK E-BOOSTER | Elxeed-BL01 |
---|---|---|---|
ブランド信頼性 | ◎(世界的バイクブランド) | ◎(有名ブランド) | ◯(国内精密機器メーカー) |
最大空気圧 | 120 PSI | 120 PSI | 120 PSI |
充填スピード(実測値) | 約67秒(700×25c) | 約59秒(700×25c) | 約53秒(700×25c) |
ゲージ表示 | カラーデジタル | LEDデジタル | 液晶デジタル |
表示単位 | PSI / bar / kPa | PSI / bar / kg/cm² | PSI / bar |
バッテリー容量 | 7.4V / 500mAh×2 | 7.4V / 600mAh | 7.4V / 3.7Wh(500mAh×2) |
充電方式 | USB Type-C(約1時間) | USB Type-C(約45分) | USB Type-C(約1時間) |
オートストップ | あり | あり | あり |
バルブ対応 | 仏・米(アダプター式) | 仏・米(レバー切替式) | 仏・米(アダプター交換式) |
サイズ | 80 x 45 x 32mm | 86×59×35 mm | 71.5 x 45 x 32mm |
重量 | 108g | 162g | 108g |
音の大きさ | 静かめ(低音寄り) | 静かめ(低音) | やや高音 |
滑り止め | グリップ部にラバー加工 | シリコンカバー | なし |
品質保証 | 2年間(30日間満足保証あり) | 90日間 | 1年間 |
内蔵ライト | あり | なし | あり |
価格(税込) | ¥12,900 | ¥16,500 | ¥11,900 |
実際に3モデルを使ってみた印象としては、「バランスの良さ」で選ぶならAir Rushが最もおすすめ。後発品というだけあって、価格も機能も、持ちやすさも、空気圧表示の見やすさもとにかくすべてがちょうどいい感じがします。
一方で、コンパクトさを優先するならElxeed、充填能力では大きなバッテリーを活かしたE-BOOSTERに安定感があります。
どれを選ぶ?用途別おすすめ
- Trek Air Rush:初めての電動ポンプ、ロード〜MTBまで1台で済ませたい人に
- Elxeed:とにかく軽量&安価に抑えたい人、サブ機に
- E-BOOSTER:空気圧を細かく管理したい人、グラベル・トレイルMTB用など太めのタイヤに
電動ポンプはこんな方におすすめ!
- 手動ポンプの疲れから解放されたいロード・クロスバイクユーザー
- グラベルやMTBライド中に空気圧を細かく調整したい方
- CO2カートリッジ式の携帯ポンプの取り扱いに自信がない方
- 女性や初心者でも扱いやすいモデルを探している方
よくある質問(FAQ)

- Q. どのくらいの頻度で充電が必要ですか?
- A. フル充電でロードタイヤ3本分程度が目安です。週1〜2回のライドなら、毎週充電しておくと安心です。
- Q. 雨の日でも使えますか?
- A. 防水等級はなく通気孔があります。雨天時の使用は避けてください。
- Q. パンク修理後のタイヤも対応できますか?
- A. ゼロからの空気充填にも十分対応できますが、連続使用後は本体やアダプターが熱くなるため冷却を挟んで使いましょう。1分30秒くらいに留めるのがおすすめです。
- Q. 音はうるさくありませんか?
- A. 電動ポンプですのでそれなりの音がでます。重低音寄りの落ち着いた動作音です。
まずは触ってみて!

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